いつもブログを読んでくださってありがとうごさいます。
最近、読んだ小説です。 村上龍の小説は、昔から好きでした。
久しぶりに図書館で手にとって読んでみました。
引きこもり息子が、偶然、自分の部屋にあけた穴からみえた、
隣に住むDVを受けている女性を助けたいという気持ちから、
引きこもりを脱出する姿と、それぞれの家族の様子が描かれていました。
その息子が、女性を助けたいと思って尋ねた弁護士に言われた言葉です。
他人を救いたいという欲求と、支配したいという欲求は、実は同じである。
そういう欲求を持つ人は、その人自身も傷ついている場合が多いんです。
相手を救うことで自分も救われようとします。
でも、その人の自身が、心の奥深いところでは、
自分は救われるはずがないと思っている場合がほとんどなんです。
自分は救われることがないという思いが、他人への依存に変わるんです。
親しい人の自立は、その近くにいる人を救うんです。
一人で生きていけるようになること、
それだけが、誰か親しい人を結果的に救うんです。
あとがきより。。
この小説は、救う・救われるという人間関係を疑うことから出発している。
誰かを救うことで自分も救われる。というような常識が蔓延しているが、その弊害は大きい。
そう言った考え方は、自立を阻害する場合がある。
私の心に突き刺さりました。

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